椎茸の部位の名称

椎茸は、キシメジ科に分類されるキノコの一種で、日本や韓国、中国などで食用に栽培されるほかに、東南アジアやニュージーランドにも分布。
干し椎茸をお味噌汁にダシとして活用したり、炊き込みご飯にしたり、そのまま焼いて塩や醤油で味付けしても美味しい椎茸。
ところで、椎茸には、肉厚な部分、下に取っ手のような棒状になっている部位、またその先っぽの土のついた硬くなっている部位などがあります。
この椎茸のそれぞれの部位には名称があるのでしょうか。
また、土のついている先っぽの部位は食べられるのでしょうか。
部位の名称
まず、部位の名称はちゃんとあり、それぞれ肉厚な部分が「かさ」、棒状の部分が「軸」、先っぽの土のついた硬い部位が、「石づき」と言います。
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一般的に食べる部位は、この肉厚なかさの部分だと思いますが、それでは、軸や石づきは食べられるのでしょうか。
軸は食べられる
椎茸の軸は食べられる部位です。旨味成分も栄養価も豊富。
野生の猿は、椎茸を食べるとき、この軸の部分を食べるそうです。
猿は椎茸の一番おいしいところを、
一部分だけ食べて、
あとはポイポイ捨てちゃうんです。ひどいです。(涙)
椎茸の一番おいしいところって、
どこだと思いますか?傘から軸を、
根元から抜くようにしてもぎます。その軸の根元の部分が、
ふわふわして甘いんですけど、
猿はそこだけ食べるんです。
石づきは食べない?
一方、椎茸の石づきの部分は、食べないことのほうが多いと思いますが、食べられないとか毒が含まれているということはありません。
単純に、見た目も黒っぽくて美味しそうではありませんし、がりがりと硬く、食べない、というだけです。
ただ、捨てるのはもったいないという場合、食べられないということはないので、炊き込みご飯や炒飯、またダシとして活用できるので、軽く洗って利用しましょう。
しいたけのじくや石づきはみじん切りにして炊き込みご飯や炒飯、ハンバーグなどに混ぜ込めば、かさましにもできますし、低カロリーで旨みたっぷりのエコ&節約メニューになります。縦に薄くスライスして味噌汁やスープ、和え物の具材としても活用できます。
以上、椎茸の部位別の名称でした。

