GACKTの食生活〜一日一食と断食〜
経歴
GACKT(本名は大城ガクト)さんは、1973年生まれで沖縄県出身のシンガーソングライター、俳優です。
身長は180cm。語学が堪能で、英語、中国語、韓国語、フランス語などが話せます。
テコンドーは黒帯で、肉体美も素晴らしく、ストイックなトレーニングを行なっていることでも有名です。
トレーニング時間は、一日に最低でも3時間。体脂肪率は8%を維持。
トレーニングを続けられる理由として、ファンのためにもパフォーマンスを高めたいという意欲があるようです。
ファンが来てよかったと思えるために、自分が存在している。やりたいときにやれるだけの体をキープしてるから、いつでもやれる。体がダメになったら人生終わるからさ。(GACKT)
また、GACKTさんのスタイルと引き締まった筋肉のためには、トレーニング以外に、食生活もこだわりを持って取り組んでいると言います。
食生活
GACKTさんの食事に対する取り組みで特徴的なのは、「炭水化物抜き」と「一日一食」の少食です。
GACKTさんが、炭水化物を抜き、一日一食になったのは、ソロになった26歳のときのこと。
自分自身との約束であり、決意の表れだったようです。
ただし、フランスに行った際のご褒美として、パンを食べるときもあり、また一年に一度、ラーメン好きなGACKTさんは、誕生日のときだけ「みよし」という京都のラーメン屋に行くそうです(「みよし」は、河原町駅徒歩五分の立地で大人気のラーメン屋さんです)。
しかし、こうした特別なご褒美以外は、20年以上、この食生活を続けていると言うGACKTさん。
具体的な食事内容としては、朝に野菜ジュース、昼は食事は取らず、一日のうち夕食一食のみ。
GACKTさんは、ベジタリアンというわけではなく、豚肉と魚は食べるものの、野菜が中心のようです。
食事の制限とか、炭水化物を摂らないのは基本的なこと。今ぼくは豚肉と魚は摂るけれど、牛肉は解禁してない。去年の9月から牛・豚・鳥・酒をやめて、野菜だけにしていたんだ。
一日一食と言うと栄養価が足りないようにも思えますが、飽食の時代はむしろ食品添加物や農薬、また腸の疲労などが問題となっているので、一日一食はプチ断食で腸を休ませる効果があります。
GACKTさんは、断食も定期的に実践。長いときは、20日間酵素水だけで過ごすこともあるとのこと。
一日一食でも、特にお腹が空くということはないと言います。
また、GACKTさんのストイックな食生活には、健康管理に加え、現代社会に対する問題提起の哲学も込められているようです。
日本で体調が悪かったことを受け
いわゆるカラダに【リセット】を掛けるために
ファスティングをまた始めたわけだ。ファスティングをやっているのを
横で見ている人たちは
何も口にしていないものと認識し『大丈夫か?』
とか
『そんなことはカラダに悪い!』
とか更には無責任に
『食べないとカラダに毒だ!』
と太ったカラダで言ったりもする。
ボクから言わせれば
みんなが何でもかんでも
口の中にものを放り込み過ぎなわけで【時間が来たからただ食べる】
これでは飼育された動物と同じだ。
世界的に【一日三食】の時代になったのは
ほんの200年前ぐらいからの話で
食品の生産量を増やす必要があったことから
品種改良、遺伝子操作などの犠牲に
多くの素材の質が落ちたのは
この70年余りの話だ。(中略)
食素材に関して言えば
ボクらはみんな
悲しい時代に生きていることに間違いない。
GACKTさんは、素材や飽食など、食環境全般の乱れに対し、広く問題意識を持っているようです。
その他の健康法
GACKTさんは、食事だけでなく、もちろん筋肉トレーニングも行なっていますが、その内容もストイックです(参照 : あなたはできる?GACKTの「アスリート並み」カラダ作り)。
- 腕立て伏せ200回
- 腹筋200回
- 懸垂と柔軟を1時間
- ウェイトトレーニング
- アクロバット
- ハードストレッチ
上の3つが毎朝、下の3つが週3回。
その他、テコンドー道場で3時間半の稽古を週2回。残りの2日は軽いストレッチと筋トレと、恐るべき、アスリートのようなハードなメニューです。
この腕立て伏せと腹筋も普通のやり方ではなく、腕立ては足を椅子に置いて行うそうです。
腹筋は上半身と足を少し浮かせておいて、ひざを胸に瞬間的に当てて伸ばすというやり方です。
彼は『昔は30~40回しかできなかったが、ちょっとずつ回数を上げていった』と語っていました。
また、ジムに行くことよりも、たとえ自重トレーニングでも、継続的に行なっていくことをGACKTさんはおすすめします。
一週間に一度ジムで体を動かすよりも、毎日一回時間を割いて行なったほうがいいとのこと。
以上、GACKTさんの一日一食の食事法とトレーニングでした。